女

4分間のピアニストの女のレビュー・感想・評価

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)
4.1
他の方のレビューにもありますが、4分間の演奏を聴かせるための映画。
とはいえ、そこまで断片的にみせられるピアノの先生:クリューガーの歴史的背景交えた回想や、破滅的な主人公ジェニーの暴挙と忌わしい過去が、地味にぐいぐいやってきます。登場人物全員が何かと難ありすぎで、共感する人は特になし。

鬱屈した描写が長い、といえばそうなんだけど、それがクライマックスの4分を際立たせている気もして、実際捨てるところはないのかなーなんて思いました。嫌いな暗さではない作品。

主役のハンナーさん、ピアノにそれまで触ったことがないというのは本当かしら?演奏は日本人ピアニストさんがやられているのも何だか嬉しい。
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