映画好きの柴犬

自由が丘での映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
2.9
 結局、ホン・サンス監督自身をあんまり好きになれてないのかも

 恋人に会うためにソウルにやってきた日本人モリ(加瀬亮)が、恋人を探す様子を書いて恋人に宛てた手紙。

 「花束みたいな恋をした」からの流れで鑑賞。本作以降のホン・サンス監督作はいくつか見てたけど、やっぱりあんまり合わないなぁ。

 散らばった手紙で時系列がシャッフルされた構成も、それで何を伝えたいのかわからない。私小説的な内容で、監督を投影したような人物が登場するし、そういう人も含めてかなりの登場人物が独りよがりで、好きになれない。