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自由が丘でのesuranのレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
3.2
ホンサンス映画。

難しいことなんて何もない、はずだったが、時系列をちょちょっとずらしてくるあたりに思わず「説明プリーズ!!」となるが、いらんいらん説明など。時系列がどうなっていようと、感じればよいのだ。なんてね。

山も谷もない、いや特にこれといった話すらない(言い過ぎ)ことが美徳のようにさえ感じるこれぞホンサンス作品。ホンサンスズーム、きてます。あのホームビデオを初めて手にしたときによくやったようなズームが多用される。ウイーン、ウイーン。あれこそがホンサンス作品のカメラワーク。褒め言葉?

で、ちょうど女優ムン・ソリがマイブームでしたので、色気むんむんでよろしかった。やっぱりワイン飲んで語らってよよいのよいと行く感じはイイですね。こんなもんよ人生、日常、その連続。で、お相手(主人公だが)の加瀬亮がまたいい味出してて、味しかなかった。もはや味しかない作品。アンニュイを象徴するようなタバコの使われ方も、よいよい。

大女優ユンヨジョンもホンサンスマジックで映えるばえる。

なぜ英語なのか。英語で作品を撮りたかったから日本人観光客(旅人)を招聘したのか。そこらへんはホンサンスのインタビューをみればわかりそうだが、まあ、感じるだけにとどめておきましょう。

前述のように、
目下ムンソリに夢中なので、満足です。
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