サップリン

自由が丘でのサップリンのレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
3.3
夢か現実か
過去か現在か

自由が丘だけど東京じゃない
加瀬亮主演だけど日本語じゃない

街並みの雰囲気はあるけど
カメラワークも台詞もリハーサルみたい

探しまわってた愛しの人の説得力…

豪華に!綺麗に!
という意味ではなく
全体的に衣装含めて
もう少しだけ頑張って欲しかった
もう少しだけ…笑

もしかしたら
そこがいいのかもしれないけど

いい意味で非常に自然で
わるい意味で微妙に不自然

時間軸が「バラバラ」で
色々「急」なんだけど
そこがこの作品の肝

撮影自体は時系列通りに行い
編集で入れ替えたらしい

整理しちゃうと他愛もない話が
不思議な魅力を放つ

時間軸については冒頭の手紙との絡みで
バラバラなのも納得できるが
急に怒ったり
急に仲良しになったり
などの急な展開については
一部多少違和感が残った

ちなみに作中に登場する
吉田健一著「時間」は
加瀬亮がたまたまロケに
持ってきていたというのも興味深い


テーマは「時間」

ただ「時間」に実態はない…

まぁ、この話はまた今度でいっか…笑