野火の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 350ページ目

上映時間も短く就活の空き時間に丁度良かったから見たら、精神的に応えて就活どころじゃない。。

でも、これくらいトラウマになる戦争映画はなきゃいけないと思う。

逆に、某ハゲ原作のあの映画と二本立て上…

連日連夜極限状態が続くと、こういう状態に陥ってもおかしくないんだろうなと戦時中を想う。

狂気というかそれがこの状況下では当たり前の感覚なんだろうと。何故ならば他人を押し退けても生き延びなくてはなら…

のっぺりとした、リアルなデジタルの質感の映像が、戦争のドラマ性を拒否し、普遍性とさらなる恐怖を付け加えている。

序盤から、塚本監督らしい、不安な描写が続く。反復される行動、揺れに揺れるカメラ、不穏…

　説明的なセリフも、姿勢もない。だが、それが凄かった。インパクトは強い。
　主人公は肺病を病み、所属部隊から野戦病院へ行けと命令され、再び部隊へを繰り返す。
　その後の状況も説明がないまま進むことが…

• #戦争

リアル過ぎる残酷描写
醜悪の限界が引き寄せる幻覚が生々しい
人間達が自ら始めた最も馬鹿げた戦争の狂気を
真っ向勝負しているサマに痺れる
もはや伝記
でも重ね重ねリアルな描写の精神的負荷が重すぎて
正…

戦場の空気までも写し撮った名作だ。戦場に英雄を見たがる人々は観たくないかもしれないが、塚本晋也監督の入念なリサーチは凄惨で不条理な戦地の体験談をすくい上げている。

無駄を削ぎ落とし入念に書かれた脚…

• #野火

戦場での戦死よりも、戦病死の方がその実態が極めて曖昧であり、餓死や病死、あるいは殺人だったり怪我の未処置による死であるのかもしれない。戦場とは実にいい加減に物事が捻じ曲げられる場であり、常に勝者によ…