凄いな…!ちょっとまだ咀嚼できてないけど。今まで避けて通ってきてはいたけど、戦争映画は「国の為に、勝つ為に」というか。痛い辛い怖い悲しいでも葛藤しながら戦う、という印象だったけど、
これはちょっと違って、一般人が戦争に紛れ込んでしまったという感じで、死ぬのが怖くてなんとか生き残っている主人公の周りで淡々と悲惨な恐ろしい事が勝手に起こっていって……というか。
もう一度見ないとうまく言語化出来なさそうだけど、すぐに見る気にはならない。
「誰々が死んだ!何故だ!ああああああ!」とかじゃなくて「あ、あいつ死んだんだな、そうか」という様な無機質な所にリアルを感じた。
現代人かつ女の私でも主人公の気持ちが受け取り易かった。人間怖い。
銃弾がヘルメットに沿って頭の周りを回ったという、祖父の戦争話を思い出した。今まで抜け落ちていたけど、祖父は生き残った方の人間だったという事を今更実感した。今更。