ひじき

野火のひじきのレビュー・感想・評価

野火(2014年製作の映画)
3.5
塚本晋也渾身の反戦映画

決して安置はなく、戦う前も戦いも戦い後も全てが等しく地獄
映像から伝わる悲惨さは87分の短さを思わせない

映像から想像しやすい飢えが観てて中々に厳しい
美味くもなさそうで、パサパサ乾燥してる食べ物の状態でもない物を死なない為に食す姿が印象的

後半リリー・フランキーが出てくるが、元から狂ってるのか、戦争で狂ったのか、狂気的なキャラクターとして存在する
彼の飄々とした演技がこれまた怖い

『沈黙 -サイレンス-』といい『野火』といい、監督なのに体張りすぎでしょ…
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