このレビューはネタバレを含みます
生々しい。
生々しい気質は塚本監督って鉄男の頃から一貫してるなぁと思うけど。
実際に戦地に行った大岡昇平自身の体験から来ているノンフィクションに限りなく近いフィクション作品。
生々しくても、残酷で…
市川崑の『野火』は観ていない。 本の読み書きが好きな普通の男が戦争に駆り出されて、地獄のような戦地で生き抜くために人の肉までも食べないといけないような極限状態に陥っていった。 戦争映画はごまかす事な…
>>続きを読む2021年1月21日
映画 #野火 (2014年)鑑賞
戦争文学の代表作!
野火といえば #カニバリズム
人肉を食べなければならなくなった時自分ならどうするだろう?
食べなければ死ぬ時は食べる…
終戦記念日の前日に鑑賞したのにレビューを書きそびれてました。
戦争映画は幾千あれどここまで日本兵の戦場の現実を見せつけたこの作品以外では私には記憶にない。
塚本晋也監督自らが兵士の役で身体を張…
残虐で醜悪なものを美しく撮る。
生ゴミをセクシーに、ゲロを壮麗に撮る。
とても難しいと思うけど、できる人が稀にいる。
塚本晋也監督ってそうゆう人。
その塚本監督のキャリアでも入魂の一本が野火なのかな…
できるだけ多くの人に観てもらいたい作品
2015年7月鑑賞
戦後70年という節目に公開された本作、観客は年配の方が半数近くをしめており、中には戦争体験者と思われる高齢の方も何人か見かけました。
…
『この世界の片隅に』、自分はその作品につよく心を動かされた。感じたことを言葉に換えるにはこの語彙が未熟すぎるような、感情が次から次へと温度も色も匂いも変えて自分の目の前を忙しく通り過ぎていくような、…
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久々に観た塚本作品。
この映画を観ると、現地がいかに悲惨だったかが良く分かる。
人間が最後の尊厳を捨てるか否かの葛藤。
前半はひたすら芋を求めて彷徨う。
終盤の隠れてパクッと食べるシーンだけやけに印…
うーーん、今更古典的文芸作品をまともに映画化されてもねぇ、ってのが率直なところです。
が、塚本晋也監督にとっては思うところあっての念願の映画化だったのでしょう。確かに映画の雰囲気はいつもの監督と同じ…
KAIJYU THEATER