Donatello

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのDonatelloのレビュー・感想・評価

2.9
世の女性をBD SMという性のダークサイドに誘う非常にけしからん暗黒面の映画かと思ってですね、映倫がちゃんと仕事してるか観に行かなければとは思ったのですが、やはり劇場よりはBlu-rayでじっくり確認しなくてはと、レンタルを待って調査した訳ですよ。

特に、メアリー・エリザベス・ウィンステッドちゃんと見た目が被るように個人的には思えるメラニー・グリフィスさんの娘、ダコタ・ファニングちゃんの裸体がどのように撮られているのか、入念にチェックしないといけません。

で、まぁアレですね前評判考えると、狼の皮を被った羊みたいな映画でしたね。

いかんせん『ニンフォマニアック』なんていうほぼ変態映画も最近ではある以上、アレを超えてくるのはなかなか困難だと思いますが、よもや『ナインハーフ』さえ超えられない、こんな中途半端な作品に調査員の出番など要らんかったがな。

予告でも散々煽った通りの、隠し部屋の卑猥な道具の数々がいかように使われるのかを確認するのが自分の仕事な訳ですが、まさかの単品小出し。僕の仕事あらへんがな。

処女の女子大生がイケメン富豪に見初められるなどという、単なるシンデレラ恋愛映画ではインパクトが少ないので、SMの要素を取り入れて、「仕事とワタシ、どっちが大事なの?」を「SMとワタシ」に置き換えただけという感じが物凄くした訳ですよ。

アメリカの主婦層に人気だったそうですが、これなら平日の1時台にやってる日本のドラマの脚本を使ってヴィジュアル過激にした方が、余程受けるんじゃないか、とか、僕の元配偶者が、「友達が貸してくれただけだから!」と言い張って読んでいたレディコミの内容の方が余程斬新なんじゃないか、なんて事をずっと考えて観てましたよ。

よもやココからが本気、と言われると困るので続編も一応確認させて頂きますが。

ただダコタちゃんの裸体は芸術的に美しく撮られているなぁ、と。
あくまで芸術的観点です。
そういった芸術性の勉強をしたい男性陣には一応チェックする事をオススメします。
Donatello

Donatello