Nobi

THE LAST -NARUTO THE MOVIE-のNobiのネタバレレビュー・内容・結末

THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

公式がやる二次創作。
ヒナタの乙女ゲーム。

良かったところは、新キャラの大筒木トネリ。そして本編でハゴロモばかりで出てこなかったハムラがちらっと出てきたところ。

悪かったところは沢山。
まず、ナルトとヒナタ以外のキャラの影がない。サスケは一分も出ず、降ってきた隕石を千鳥で砕いて終わり。カカシは、件の隕石の前で何故か棒立ち→サスケの登場に驚く。あれ雷切すら使えなくなりました?

ヒナタの後付け設定多数。
幼少期「白眼妖怪」といじめられていた。日向宗家なのに?木ノ葉の名門じゃないの?
そして唐突に白眼の姫呼ばわり。しかもどうやらこの設定はアニメBORUTOに引き継がれてるっぽい。シカダイだったか、白眼が発現したというボルトに、コンビニの前で「ボルトのお母さん、日向の姫さんだろ?」というシーンがある。
あとは、戦闘シーンといえる戦闘シーンはほとんどなく、ナルトにおんぶに抱っこ。数えられんくらいトネリ勢力に攫われ、動きを奪われ、、、それをナルトがヒナタ!と助けに行く繰り返し。流石に後半はイライラした。

にもかかわらず、ハムラのチャクラを持つどうこうで、ナルトと肝心な部分は共同技。美味しいところだけ闘えるヒロイン。

新キャラのトネリも、その他同期たちですら、ナルヒナを成り立たせるための舞台装置。

そして、ヒナタ→ナルトの描写はともかく、ナルトが好きだったはずのサクラからヒナタに傾くまでの描写が薄っぺらい。
ナルトに嘘告白したサクラを叱ったり、疾風伝で大きく成長したナルトがサクラと向き合ってた年数を差し置いて、サクラへの好意はサスケへの対抗心でしかなく、ラーメンの好きと恋心すら分かっていなかったことになってる。

最後に、マフラーがしつこい。
本作のキーアイテム。ずーーーっと出てくる。ここもイライラポイント。
まず1回目、トネリ一派に攫われそうになったところでそのマフラーを引っ掛けて落下を免れるシーンがあるが、そこで破けてしまう。
いや忍でしょ?チャクラ吸着は?と思うかもしれないが、一応言い訳らしく「チャクラが上手く練れない…」らしいです。。うん。

そして2回目。
メンヘラトネリくんが、自分にマフラー作ってくれないことに憤ったのか、マフラー破壊。

こんな具合なので、地球と妹ハナビの危機にも関わらず、任務中に編み編み…。それを受け入れるナルト。
マフラー編むのってそんなに時間がかかるんだな…→想いが伝わるにはすっげー時間かかるんだってばよ!という流れ。
Nobi

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