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THE LAST -NARUTO THE MOVIE-のpsychedeliaのレビュー・感想・評価

THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014年製作の映画)
1.0
公開が『君の名は。』より前で良かったね, という映画である。それでなくとも, 『天空の城ラピュタ』とか『イノセンス』とか元ネタを思い出させる場面が多いんだから。

それにしても, こんな最近の作品でも, 少年マンガは前時代的な男女観を有ったものが多いよな。ヤマトやガンダムよりはマシになってんのかもしれんけど。女キャラがどいつもこいつも恋愛脳なのにはマッタク困惑する。「絶対離れるなよ」「はい」このセリフの時代錯誤感はすごい。そもそも日向ヒナタというキャラクターの人物造形が特筆すべきもので, 普段は物凄く鈍臭くて男がいないと何も出来ないが実は芯が強く, 妻としては上々, とまるで戦前の日本人の理想の女性観だ。生活力のなさそうな主人公とは良いコンビである。『殺陣師段平』みたいなもんだろう。この古さ, 東映時代劇並み。

ていうか日向ヒナタって本編後半ではもっと強いキャラじゃなかったでしたっけ?
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