☔️雨の日は会えない、晴れた日は君を想う☔️
万人受けする作品が好んで作られて、好んで消費される昨今、こういったアートよりの『分からない』作品が生み出されることがとても良いことに思えます。
私自身、万人受けな作品は言葉の通りなだけあって私も好んで観ますが、分からなさが心地よいような、また再挑戦したいと思えるような作品って少なくなってきていると思うので、この作品に出会えて良かったなと思いました。
と、偉そうに語ってはいますが、当方まだまだ消化しきれておらず、数年後にまた観たいと思っているところです、、。
とはいえ、「愛せていないと思っていたけど、実は気づいていないだけで愛してはいた」ことに気づいていく主人公、その思考に辿り着くまでに物を分解してみたり壊してみたり、さまざまなメタファーが登場してくるあたりがまた興味深い作品でした。
壊す、狂う、愛する、似ているような似ていないような…
邦題の意味もまた考察が進みそうですし、原題もなかなか好きです。
ビジュアル面では、暖かみのある色が少なく、青とか紫とか白、あとは中間色の緑など冷たさを感じる色遣いが印象的でした。
そして日本版のポスターが良い…かなり好みなポスター!