私にとっては結構難しい映画だった
愛する妻を亡くしたというのに、涙も出ないし悲しくもない。デイヴィスの行動を見ていても淡々としすぎているというか、突拍子のない行動も多かったりして...途中まではもしかしたらこの人は本当にただの異常者なのかも...と思いながら観ていました(ごめんなさい)が、全然違いました
うーん、これはどう表現したら良いのか
哀しむことすら出来ない自分への戸惑いとか葛藤とか...あれ？そもそも哀しむって何だっけ？みたいな、そんな究極のところまできてたって事...なのかな。身も心も、壊してしまう前に自ら気付けたら良いけどそれもなかなか難しかったりするもんね。人の感情って複雑すぎる
壊して解体して組み立てて...徐々に自分を取り戻していくデイヴィス。自分の事を理解するにしてももっと色々と方法があったのでは...とも思ったけど、この"破壊行為"でしか気付けない事も多くあったと思うからこの過程はやっぱり必要だったんだなと思う
ただ、邦題と内容がどうもしっくりこないですねね。なぜこのポエムみたいなタイトルに...これを使うなら、原題そのままの方が良かったんじゃないかな〜と思ってしまった
