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雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのyumikoのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ある日突然妻のジュリアを交通事故で亡くしたデイヴィス(ジェイク・ギレンホール)のお話。義父の会社で地位は高いが数字ばかりの空虚な毎日を送っていた。

妻のICUで待っている間、お菓子の自販機でM&Mが引っかかり、出てこなかった苦情を、自販機の会社に手紙に記すデイヴィス。書いているうちに、妻のことを4通にもかけて記した。

亡き妻の悲しみが実感できないデイヴィス。生前妻が困っていた、冷蔵庫の水漏に、義父フィル(クリス・クーパー)の「心の修理も車の修理も同じことだ。まず隅々まで点検して、組み立て直すんだ」の言葉を思い出し、全て分解したデイヴィス。そこからデイヴィスの破壊、分解が始まる。

デイヴィスからの手紙を読んだ自販機の管理会社に勤めるカレン(ナオミ・ワッツ)がデイヴィスに電話。カレンの思春期の息子のクリスと距離が縮まる。一緒に自宅を破壊したり。

そして、ある日妻からの「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」というメモをきっかけに、堰を切ったように涙するデイヴィス。一度分解して、心が治ったのかな。

とってもおしゃれな雰囲気。ジェイク・ギレンホールの感情を失ったような演技、良かったです。ハートの「クレイジー・オン・ユー」が、わからなかった。ラ・ボエームも。涙
作中流れるんだけど、知らないからピンと来なかった。

ラストのメリーゴーランドのシーンはとっても素敵。しっとりと切ないけど、落ち着いた良作と思いました。
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