りんごチャン

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのりんごチャンのレビュー・感想・評価

3.4
繰り返し観ることで主人公の心のありようが見えてくる作品。フワっとだけど。

思慮に欠け漠然と生きる自分が無い男が、嫁に対する関心を皮肉にも彼女が死んでから持ち始めやっぱり愛していたと悟る。

ドラマとしては、心の修理は分解して隅々まで点検するだとか原題にもなっている“解体”を経て正直な自分を取り戻す過程だとか、心という目に見えない対象の表現を上手く映像に仕立て上げていた。

それにしても常時付き纏う物足りなさとラストの超絶とんとん拍子が腑に落ちない。