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世界一キライなあなたにのsのネタバレレビュー・内容・結末

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

恋愛物の泣ける系だと思って、人気作だし気になっていて鑑賞。

事故により頚椎損傷で車椅子生活を余儀なくされたウィル、元々がとても生き生きとした人物で仕事からも恋愛も最高に楽しんでいた時の事故だった。彼の人生は大きく変わってしまった。カフェの仕事を失ったルーはウィルの介助と話し合い手として6ヶ月働くことになった。
最初は終始ピリついているウィル、でも素直できちんと本音で喋ってくれるルーと少しずつ心を開き始める。でもウィルは決めていることがある。それは6ヶ月後スイスで自分で命を終えること。ルーはその意思を変えたいといろんなところに連れ出して楽しい思い出を作るけど、最終的にはその意思を変えることは出来なかった。
変えられると信じていたし、楽しそうなウィルの様子をみてきっと大丈夫だと思っていたルーは、変わらないウィルの意思を聞いて去る。でも沢山悩んでスイスまで行き最期の瞬間まで見届けた。

ウィルは結局自分の意志を変えなかった。あまりにも元の自分の姿から変わってしまったから。事故から2年、リハビリにも励んだけれど今後大きな改善はない。このまま生きていくにはどうしても受け入れられなかった、、。ルーと出会って明らかに変わって、表情も明るくなって、外に出かけるようになって旅行にも、元彼女と親友の結婚式にまで、、。でもどんなに楽しいことがあったって、それは本来の自分ではないと思ってしまう。
尊厳死。ウィルが選んだ結果としては変わらなかったけど、ウィルはルーに出会えてきっと心から感謝してるだろうし、ルーにとっても悲しい出来事にはなったけど自分の人生に向き合うきっかけになった。そしてウィルはずっとルーと共に生きていくんだろう、、。
でもご両親は辛いなぁ。父親は息子の願いならと受け止め、母親は生きていて欲しいと願い、、けど最後は息子の願いを理解して受け止めた。

ヒロインのルーがとってもキュート。よく眉毛が動いて表情豊かで、まるでディズニープリンセスみたい。衣装の柄と色のすごい組み合わせのファッションだけど、彼女のキャラクターにとても似合う。

劇中音楽がどれも素敵だったけれど、やっぱりエドシーランの"Thinking out loud"のダンスシーンは素敵だったなぁ。

ルーの彼氏が結構無理。自分はバカンスで自分の趣味のトライアスロンのついでくらいの旅行にしようとしてたくせに(本人はその自覚ないのも罪)、ルーに対して歩み寄りが少し足りない気がした。確かに自分以外の男の食事の世話して、自分の知らない話題で盛り上がって、誕生日プレゼントで得体の知れないタイツで大喜びしてる恋人を見たらそりゃいい気はしない。そこにさらに自分と旅行に行くはずだったバカンスをその人とって言われたら怒るのもまぁ分かるけど、、。7年(?)付き合ってたのにそれを6ヶ月で超えられるって結構しんどい。、、、でもあの恋人は嫌。
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