このレビューはネタバレを含みます
彼の嫌(彼にとって情けないし悔しい)と思うことが、ちゃんと伝わってくるし生きるのが嫌になっていくのわかるなと思った。
私の好きなシーンは、(ラストの決断とかもそうだけど)誕生日に自分の好きな物を送ってくれたシーン。
しかも自分の好きな物をサラッと言ってただけだったのに覚えてくれてて、入手困難なものを調べて(しかも今考えると手足が動かないから、他の人にお願いして手伝ってもらう苦労もかけて)贈り物をしてくれた。
そして、男たちのプレゼントに対する主人公の反応の違いがあったのが良かった。
彼氏→「彼の名前がついたアクセサリー」
彼→「前に好きって言ってた縞模様の靴下」
彼氏には、あはは、ありがとう、ぐらいだったのが
彼には、えーーー？！？！どこで？！？！ウソ！！！今履いてくる！！！最高！！という具合に盛り上がってて、主人公の気持ちが彼氏より彼に傾いている状況が伝わってきてて良かった。めちゃくちゃ対比が効いてて好き。
