なんかもうね、色んな意味で面白い。デル・トロ作品随一と言っていい映像美、メロドラマからのオカルト、怖さ少なめ痛さちょい出し、なぜか押される笑いのツボ、RPGのような武器レベルアップなど、ゴージャスでダークなゴシックホラーでありながらそれだけじゃないのです。話の流れとあまり関係ないところで「そうくるか!」「それ見せるか!」ってのが色々あってね、もうね、面白い。ニヤニヤしちゃう。
ミア・ワシコウスカの色んな成長とか、ジェシカ・チャステインの闇の迫力とか、トム・ヒドルストンの弱ロキな感じとか、チャーリー・ハナムの醸し出すおかしさとか、世界観にハマってる以上に意外な魅力を見せる役者陣が最高すぎる。『パシリム』のあの人には笑った。