このレビューはネタバレを含みます
冒頭に撃たれるラストを見せる演出は、同じくアルパチーノ主演のセルピコを思い出させる。
ラストがわかっているだけに、着々と悪い方向に転がり続けるのを、悲しい気持ちで見守る感じ。
クライマックスのマフィアからの逃走劇と銃撃戦は緊張感がすごくて、見応えあり。
カリートに幸せになってほしいと願いながら見るだけに、クラインフェルドに対するイライラが止まらない。
エンドロールはバハマの砂浜で女性が踊る姿。見終わった後の虚無感がすごいけど、カリートが願った2人の幸せだけでも叶ったのなら救いがある。