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カリートの道のKAKIPのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.5
記録用
ブライアンデパルマ監督作品。
かつて麻薬王として名を馳せていたアルパチーノが30年懲役の刑を喰らうが親友のショーンペンの弁護によりカタギに戻る。
足を洗ったはずだがこの街で身を置いている以上完全に影響下から離れることができずに大ごとへと徐々に巻き込まれ、、、、。

デパルマ作品にしては落ち着きのある作品であって品があるように見えるが他がぶっ飛んでご機嫌なだけでしっかりと最後までテンション落とさず面白いのはさすがです。
アルパチーノが彼女のために必死にカタギで頑張っているのに親戚やら旧友やらが足引っ張って昔の勘で解決していく様は爽快。
逆にこの彼女がいなければ裏の世界ですごい活躍できそうで正常な生活への破滅に導くファムファタールのように見えるのは気のせいだろうか

電車鬼ごっこやエスカレーター銃撃などほんと良いシーンが多すぎてラストも冒頭と繋がる監督が好きな円環構造となっているのも良いです。
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