マッサージ屋

カリートの道のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.0
1975年、NY。
麻薬で大儲けし服役していたカリート(アル・パチーノ)は弁護士クレインフェルド(ショーン・ペン)の助力で刑期を早く終え出所した。
闇の仕事から完全に足を洗い堅気になる決意するカリート。
金を貯めてバハマでレンタカー屋を経営する夢を持った彼だが、否が応なしにもとの世界に戻らされてしまう・・・。

『スカーフェイス』以来のブライアン・デ・パルマ監督とアル・パチーノ主演作品。

『スカーフェイス』もめちゃめちゃ好きなんですが、今作もなかなか面白かったですね!
一度アンダーグラウンドな世界にどっぷり入った者は陽のあたる世界には行けないというもどかしさが物悲しい。
愛する女性の為にも穏やかな世界に生きたいが、かつての周りの取り巻きや敵が許さないというね。

ブレーキを踏めるタイミングはいくらでもあるのにどうしても流されてしまう。
まぁ義理と人情が理解出来る人間だと避けられないもんかなぁ。

終盤の駅で追われるシーンはハラハラドキドキもの。
エスカレーターでのドンパチは名シーンじゃないですかね〜。