極黒の女子中学生

ゴンドラの極黒の女子中学生のネタバレレビュー・内容・結末

ゴンドラ(1987年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

学校や家庭で孤独な日々を送る少女と、無味乾燥な雰囲気を漂わせる窓拭きの青年の数日間の非日常を描いた作品。

前半は実験的な構図や演出が凝らされており、様々なメタファーが盛り込まれていた。(ケチャップ→生理の出血、高層ビルから見下ろす道路にフェードインする海→黄泉への誘い(自殺願望?)などなど)

後半は舞台が一転し、作風も温かみのあるエピソードがメインとなっている。青年とその家族に心を許した少女が見せる笑顔に心を打たれる。