山中潤一official

ダイバージェントNEOの山中潤一officialのレビュー・感想・評価

ダイバージェントNEO(2015年製作の映画)
3.0
前作よりか面白かった。
「高潔」のシーンが面白かったけれど、人が無条件にイメージする高潔の色が白だったり、シンプルさだったり、幾何学的だったりするのはうまいなーって感心した。

もちろん「平和」のあのファッションはじめ言葉のイメージを表現するのがうまい。

ただ、やはり「勇敢」のイメージがどうしてもただの「粗暴」にしか感じられなかったし、
「無欲」は完全にネーミングセンスのミスだと思う。分けたい派閥の意図はわかるけれど。

「博学」は分からんでもないけれど、知識がイメージするところが本とか制服的なってのはちょっと安直過ぎるなーって思うよな。

「無派閥(脱落者)」は急に事実がネーミングにあてられててなんだか不憫。
自由とかの方がよくないかね。

このネーミングセンスだけで、
派閥システムからしたら邪魔者だってことを植え付けたいという魂胆が見えるよな。

無駄なスローモーションと
ずっと綺麗な顔、ずっとメイクが落ちない顔。

不自然がずーーーっと存在してて、腑に落ちない。

フェンスを壊そうとせずその中で生きると決めた200年間という設定を聞いて思うのは、教育とか文化とか体験だとかは人格形成や将来設計、生きる理由として非常に重要だと感じたな。

小さい疑問の果てに世界秩序を乱そうとする行動に移すまでの原理は、貧困などの実害被って初めてってパターンだらけ。

純粋な「あれ?自分ってどんなんなん?」って疑問から動き出せる人が1番強いという教訓な気がする。