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兵器人間のSameのレビュー・感想・評価

兵器人間(2013年製作の映画)
3.0
これは掘り出し物ですよ!!
B級映画として素晴らしい!

『武器人間』のリチャード・ラーフォースト監督とこの映画のライアン・ベルガルト監督が仲良しらしく、色々お互いにアイデアを交換したりアドバイスしあったりしたそうな笑
邦題もパクリみたいな『兵器人間』ってタイトルが付けられてますが、原題も本作は『Army of Frankenstein』、武器人間は『Frankenstein's Army』と、めっちゃ似てます。ってライアン・ベルガルト監督がパクったんちゃうんかい笑

内容は全然関係なくて、なんならこっちの方がフランケンシュタイン感はバリバリあります笑

あらすじ
家賃滞納中のヘタレ青年アランは元の職場で同僚だった恋人へプロポーズをしようとしていた。
元の職場であるスーパーマーケットへ彼女を探しに行くと、嫌な上司と彼女がキスをしている現場を見てしまう。
失意の中家に帰る途中、アランは怪しい少年に捕まってしまい、気がつくと実験室で囚われの身となっていた。実験室ではフランケンシュタインの怪物のような生命体を作り出す途中で、アランのあるパーツを摘出しそれを組み込むことで怪物は完成する。
怪物をいよいよ稼働させる段階で出力を上げすぎたため、怪物は動き出すと同時に分裂、大量の複製を生み出してしまう。そしてさらに同時に時空の歪みが発生、アランと怪物たちは150年前の南北戦争時代へと飛ばされてしまう!

というまったく訳わからない展開なのですよ笑
特に怪物が増えて過去にタイムスリップしてしまうくだりが強引すぎる笑
そもそもなんで増える意味があるんだ笑

南北戦争に巻き込まれる羽目になったアランたちは北軍と行動を共にし、南軍と戦うことになるんです。
フランケンシュタインの怪物たちも北軍の戦力となって大暴れ笑
さらにアランの先祖も登場してロックマンみたいな波動砲を腕からぶっ放して戦うのです笑

ストーリーが自由すぎて説明しづらい笑

先祖の恋人がアランを気に入ってしまい、このままではアランが生まれなくなっちゃうみたいな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいなくだりとか笑、その先祖の恋愛下手っぷりと自分の恋人へのプロポーズ失敗とを掛けてストーリーを描いたり、なんかちゃんとタイムトラベルモノやろうとしてるんですよ笑

予算は極端に少ないし、アランの役立たずっぷりとか途中のストーリーのグダグダ感、展開の唐突感などダメダメなんですが、なんか飽きさせないパワーはあって、泣かせようとしたり笑わせようとしたりちゃんとエンターテイメント映画しようと頑張っていて、監督の映画愛は感じ取りましたよ!!
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