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トイ・ストーリー・オブ・テラー!のshakeのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トイストーリー3のその後を描いたスピンオフ映画。ショート映画なのに要素盛りだくさん!ディズニープラスで鑑賞。

[ストーリー]
ボニー1家の車の中でホラー映画を鑑賞するウッディとその仲間のおもちゃたち。ひょんな事からモーテルへ向かうことに。モーテルのアメニティが気になるポテトヘッドを皮切りに全員がカバンの外へ出ることに。ホラー映画好きのミスター・プリックルパンツは、最初に外に出た者が行方不明になるのがホラー映画のよくある展開だと、暗い笑みを浮かべながら語る。全員外に集合したと思いきや、プリックルパンツの言う通り、ポテトヘッドの姿がなかった。おもちゃ達はポテトヘッドを探すためにモーテルを探索する。プリックルパンツはここからまた1人ずつ消えていくというホラー映画のステレオタイプについて語るが、その直後に姿を消してしまう。その後もどんどん玩具が何かに攫われていく。1人残されたジェシーは戦士カールと名乗るおもちゃと遭遇するが、突如現れたトカゲに攫われてしまう。トカゲが向かった先にはカゴがあり、ジェシーはそのカゴに入れられた。やがてある男が現れジェシーはショーケースに入れられてしまうが、そのショーケースにいなくなったおもちゃ達もいることに気づく。男の目的はモーテルで拾ったおもちゃをオークションに出してお金儲けをすることだった。やがてウッディとジェシーはオークションで落札されてしまい、ウッディーは箱に梱包されてしまう。ショーケースの外に出されたジェシーは箱の中のウッディとショーケースの中のおもちゃ達を助けるために勇気を振り絞って動き出す.......

登場キャラにホラー映画のステレオタイプを語らせ、その通りに物語が進んでいくのは面白かった。また、過去の経験やトラウマを乗り越えて仲間のために奔走するジェシーは素敵だった。今作にしか出てこないモブキャラのおもちゃたちにもしっかりとストーリーとキャラクターがあって良かった。トイストーリー4をあまり高く評価していない私からしても、登場キャラクターのバックグラウンド設定がしっかりしているのは見やすくていいと思う。少々出来すぎた展開にも見えるが、トイストーリーならこれぐらいでいいなと思わせてくれる。ハラハラドキドキ展開でも疲れずに見れる上に、面白いシーンもあってスカッとする。短編映画としての満足度は非常に高い。
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