クリーム

ブルー・リベンジのクリームのレビュー・感想・評価

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)
3.7
両親を殺した男が釈放されると聞き、主人公の止まってた時間が動きだす。主人公のド素人感がハラハラします。いつ死んでも良いと思ってる人の無鉄砲さが、狂気的。ちょっとドタバタ感は、あるものの妙なリアリティかある面白い作品でした。

ボロボロの青い車で暮らすホームレスのドワイトは、ある日警察から、両親を殺害し服役していた犯人が刑期満了を前に釈放される事を知らされた。ドワイトは、1人復讐を果たす為、釈放される犯人の元へと向かうのだった。



ネタバレ↓



ドワイトは出所して来たウェインを殺します。勿論、兄弟たちがドワイトを殺しにやって来ます。姉に事情を説明し、姉達に危険が及ばないように現在の家を出て貰います。
姉の家にやって来た2人組の1人テディを殺しトランクに入れ、自分はボウガンで撃たれた為、病院へ行き治療して貰い、隙を見て抜け出した。トランクのテディはまだ生きていた。昔の友人に武器を用意して貰い、テディと争っているとピンチになります。しかし、それを武器マニアの友人は嬉しそうに頭部をぶっ飛ばした。
テディによると犯人はウェインではなく、その父でした。ドワイトの父がウェインの母と不倫関係だった事を知ったウェイン父が2人を殺したのです。しかし、ウェイン父はガンで余命が少なかった為、代わりに息子が自首して刑務所へ行った。ウェイン父は、ガンで亡くなった。
最終決戦は、残ったウェイン一家+ドワイトの死で完結する。一番若いドワイトの腹違いの弟だけが、生き残って終わる。

ホームレスから、復讐者に変わるドワイトは、死んだも同然の生活をしていた為、怖いもの知らずに突き進みます。だけど、ドジでどんくさいドワイトにずっとハラハラさせられて、目が離せませんでした。極端にセリフが少ないので、読み取ろうと集中させられるのも入り込めて良かったのだと思います。一般人のリアルなリベンジ感が良いと思います。
ラストは、末っ子だけが残り、姉にハガキが届く。これも色々想像が膨らんで楽しかったです。
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