画面に映し出されるのは運転している主人公アイヴァンのみ。主人公が電話で話すたびに、彼の置かれた状況やトラブルが判明していくワンシチュエーション作品。
こんなに楽しめるとは思ってなかったけど、すごく引き込まれて面白かった!
トム・ハーディーすごいなぁ。
電話の相手によって、そして話が進んでいく中で変わる話し方やトーン、声に込められた感情が素晴らしくて、目を瞑って声だけ聴いてても伝わるくらい臨場感があった。
電話の相手(声だけの出演)も豪華!
オリヴィア・コールマンにアンドリュー・スコット、ルース・ウィルソンにトム・ホランドまで。
声だけで説得力のあるお芝居するのってすごく難しいと思うけど、さすが一流のイギリス俳優たち。それぞれみんな素晴らしかった。
主人公に共感できるかと言われると難しいけど、過ちを正そうと必死になる姿には少し同情はするかな。
でも全部Fixできると思ってるのは大きな間違いだと思う。。
全てを失って、最後赤ちゃんの産声を聞いて、アイヴァンはどこに向かうんだろう。
すごく気になるけど、ぼかしたラストが正解だと思う。
正直全く期待してなかったけど、先が気になって目が離せませんでした。舞台劇とか好きな人は気にいるかも!