う

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分のうのレビュー・感想・評価

2.3
2002年に「フォーンブース」が公開され、その密室なる世界観と低予算を逆手に取った(いや正しくは味方に付けた、かな)演出に、その頃映画大好きを自称しシネフィル気取りでいた大学生の頃の私は、「おぉ〜〜なんぞこの映画!!!!!すげえぇぇ!!!!」と唸らされたのはいい思い出である…

さて、それから10年以上が過ぎ、
この作品が世に舞い降りました。

高速道路を走る車中のみが舞台という設定に、「フォーンブース再来か!」とテンションが上がったのは言うまでもない!期待値MAX状態で新生恵比寿ガーデンシネマへ乗り込みました。

結果。。。

うーーーーん!!

あんまり捻りが無かったです。

予想外の展開があるのかと思いきや、特になく、いたってフツー(フツーと言うと分かりにくいね。現実的、と言った方がよいかしら)な終わり方でした。

あ、でも、バッドエンディングでもあり、グッドエンディングでもある雰囲気を作り出せてるのは、いいなと思いました。

この辺は好みが分かれるかもです。この作品、かなり高く評価してる人もいるし。深読み派(深いところで感じたり、分析できたりする人)な人には好印象なのかも。

さぁ、主人公アイヴァン・ロックはこれからどこに向かうのでしょうか。

〜余談〜

車に乗ってると自然と眠くなるよね。
あれって、適度な温度、静けさ、微妙な揺れが眠気を誘うんですって!へぇ〜!
で、面白いことに、この作品も中盤〜終盤にかけて眠くなります。
映画館の適度な温度、静けさ、一定のリズムで微妙に揺れる画面!
揃ってるやん!三拍子揃ってるやん!

眠りたいときにもおすすめの作品かも。
う