ロスト・エモーションのartiyのネタバレレビュー・内容・結末

人々の感情が抑制されている管理社会がテーマのSF。感情を発現（作中では“発症”と表現）した人間は異常とされ、最後は隔離施設で安楽死、、とこれまたよくありがちな設定。
それこそ主人公が感情を“発症”するタイミングが開始30分で来たので、「この後どうなる？？」とワクワクした。しかしなんの起伏もないまま、エンドロールを迎えてしまう。
言わば世界に対する挑戦がないのだ。「こんな世界は間違っている」と断言する若々しさが無い。だからこそ後半60分は物足りないし、投薬を受けたように感情が湧かないのである。