のぼせギュウマン

天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬ののぼせギュウマンのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

※極力、ネタバレは、抑えています。※
赤塚不二夫が作り上げた今までと違うバカボンだったけど、常識外れで思わずツッコミたくなるキャラクター性が鷹の爪で有名なあのメーカーと合っていて、とても面白い作品でした。

この世を去ったネロとパトラッシュが復讐のために、地獄行きを選ぶという発想は、思いつきませんし、「生誕何周年記念の作品でよくやったな」って、予告編を見ただけで笑いが出ました。

本作は、「バカボンパパの本名」が世界の命運を握るほどのキーワードで、世界征服を目指す悪の組織(鷹の爪団ではありません)やそれを阻止したい政府がパパの本名を巡り、翻弄されます。
悪の組織は、本名を息子のバカボンから聞き出すために、地獄から召喚した同年代のネロを同じ学校に通学させます。しかし、終盤では、ネロとパトラッシュが本性を剥き出しにし、最強の魔物へと化します。もう、パパの本名が分からなくても、この2人で世界征服できるのでは?思わず、そうツッコんでしまいます。


ちなみに、FROGMAN版の天才バカボンは、本作と法廷が舞台のネットアニメの2作があります。TVシリーズがあったら、面白そうですね。キャストが豪華だったから、できるか分からないけど....