福福吉吉

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女の福福吉吉のレビュー・感想・評価

3.5
◆あらすじ◆
イラクの村の地下の遺跡にエジプト王女アマネットの棺が発見され、その棺はイギリスに空輸することになった。発見した偵察兵のニックとヴェイル、考古学者のハルジーは棺とともに輸送機に乗るが、突如、ヴェイルがゾンビのようになるとともに輸送機に無数の烏が衝突し、輸送機は墜落してしまう。ニックは奇跡的に助かるが、それはアマネットの呪いによるものだった。

◆感想◆
エジプト王位を力づくで奪おうとしたアマネット王女(ソフィア・プテラ)が現代に復活して死の神セトの力を手に入れようとするストーリーとなっており、それに巻き込まれて呪われたニック(トム・クルーズ)はアマネットの野望を阻止しようとして奮闘する姿がアクション満載で描かれており、呪いというオカルト的な雰囲気とトム・クルーズの身体をはったアクションが噛み合って面白い作品となっています。

ニックとヴェイル(ジェイク・ジョンソン)はアメリカ軍の偵察兵でともに高価な物を手に入れようとする私欲まみれの人物として描かれていて、最初にイラクの村の地下の遺跡でも宝物を奪おうとしていました。そんな二人がアマネットの棺を開けてしまったことからアマネットの呪いを受けてしまいます。絵的に面白いのはヴェイルの方で、ゾンビのような姿でニックに状況説明していて楽しかったです。一方、ニックは死の神セトをよみがえらせるための肉体として呪いをかけられており、そこからニックはアマネットに追われるようになります。

本作の曲者としてジキル博士(ラッセル・クロウ)がアマネットを研究しようとしており、そのためにニックをセトにして倒してしまおうと考えていました。名前の通り、二面性があり凶悪な人格が現れるところは「ジキルとハイド」そのままでした。

ストーリーの細かい部分が分からなくても、とにかくロンドンの街が破壊されるスケールの大きい映像や身体を張ったトム・クルーズの演技を観ているだけで楽しかったです。

鑑賞日:2024年4月10日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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