グラッデン

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女のグラッデンのレビュー・感想・評価

3.8
「期待通り」と「予想外」が混在する作品でした。

前者については、随所に伝わるトム・クルーズの主演映画らしい破天荒さ。冒頭から「アドベンチャー魂」(パワーワード)炸裂で無謀に多勢に無勢の敵陣に突っ込んでの銃撃シーンや飛行機の急降下シーンと、作品的に添え物レベルで問題ないアクションシーンの全力ぶりは期待を裏切らなかったと思います。
とにかく、シリアスな雰囲気を醸し出すと反動のように全力でボケてくる展開の連続で真剣に見る劇場のシニア層を横目に笑いまくっていました。

後者については、ソフィア・プテラが演じるヤンデレ風味のアマネット王女の存在が異色でした(笑)邪悪な存在として捉えるべきなはずですが、あまりに魅力的な存在のため、控え目に言ってヒロイン(人間)より10倍推せる(個人の感想です)。だからこそ、これだけの存在と同等に立ち回るのはトム・クルーズしかいないとも感じました(汗)

「難しいことは考えず、全力で楽しみに行く!」が正しい姿勢。夏休みの映画館で見るにはピッタリの作品でした。今後のダークユニバースシリーズも楽しみです。