Momo

ジェイン・オースティン 秘められた恋のMomoのレビュー・感想・評価

4.7
ジェインオースティンをある程度読んでから、特に高慢と偏見を読んでから見ると面白さが倍増する映画。
どこまでがノンフィクションかはだれもわからないが、オースティンがルフロイに恋していたのは事実だし、オースティンも私たちと同じ人間なんだあって思えてさらに彼女が好きになる作品。駆け落ちのシーンはオースティンは実際は駆け落ちを皮肉ってる側だと思うから違和感を感じたが。
アンハサウェイはアメリカの女優なのにオースティンにぴったりと当てはまっていて完璧だった。イギリス英語は正確じゃないなあって思ったけど、彼女の立ち振る舞いだとか、なにより感動したのはアンハサウェイはこの作品で主役を務めるにあたって、オースティンの伝記から全作品から批評までたくさん読み込んで挑んだということ。そんな彼女しかオースティンを再現できなかったと思う!
高慢と偏見がどのようにして作られていったのか、彼女の姉への想いも込められた偉大な作品だということを改めて思い知らさせてくれた、そんな素敵な映画でした。特典映像と未公開シーンも見るべきです!
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