小町

ローマに消えた男の小町のレビュー・感想・評価

ローマに消えた男(2013年製作の映画)
3.8
最初は定番のイタリアンコメディという感じで、政治が腐っていてブラックジョークが多かったり、共感性羞恥を感じてしまう演説シーンだったりで、何となく流し見をしてしまったのだが、中盤からラストはおおっとなる展開。
イタリアとフランスの街並みや建造物も美しくてワクワクします。主人公は確かに雰囲気は色男だけど、周囲の女性が全て靡く展開はご都合過ぎと感じてしまった。バカな感じが楽しくていいけどね。主演の方の演じ分けも自然で、特にジョバンニの目が笑ってない雰囲気が、心根の冷たさが透けているようで、見事でした。
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