ニャンおっ太

ディーン、君がいた瞬間のニャンおっ太のレビュー・感想・評価

ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)
3.5
この7ヶ月後に24歳で夭逝するジェームズ・ディーンが「エデンの東」を撮り終え「理由なき反抗」主役抜擢される迄の間、彼を撮影し「気難しい新星」としてLIFE誌に写真発表したデニス・ストックの有名なエピソードを映画化。自らもフォトグラファーとしてカート・コバーンやイアン・カーティスなどの被写体の死を体験してきたアントン・コービンの監督作だから心情を透かし写す画が秀逸。永遠のヤンチャ坊主デイン・デハーン(アメスパ2、ヴァレリアン、ライフ・アフター・ベス、キル・ユア・ダーリン)がイメージ払拭のセンシティブでナイーブなジミーを見事に熱演(顔は似てないけど所作はそっくり)で、デニス役ロバート・パティンソンとの刹那な切ない友情(暗喩的ブロマンス)の日々に静かな感動を覚えました。