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ディーン、君がいた瞬間のsonozyのレビュー・感想・評価

ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)
3.5
1955年のLA。マグナム・フォトに所属する、写真家デニス・ストック(ロバート・パティンソン)はニコラス・レイのパーティーでまだ無名の新人俳優ジェームズ・ディーン/愛称ジミー(デイン・デハーン)と出会う。
翌日『エデンの東』の試写を観たデニスはジミーの才能に惹かれ、上司に掛け合い『LIFE(原題)』に掲載するための密着撮影を決め、LAからNY、そしてジミーの故郷インディアナまで旅をする、デニス視点での物語。

ジミーは『理由なき反抗』の主役に選ばれるかどうかの大切な時期にも関わらず、マネージャーに押し込まれるスケジュールを無視したり、決定権のあるワーナーの社長の怒りを買ったり、付き合っていた彼女が別の男と電撃結婚したのを後で知らされたり・・

そんなジミーと始めはすれ違いも多く、なかなか写真が撮れない焦りと家族の問題も抱えるデニスは初めてのドラッグも体験しヘロヘロに。ほぼ諦めかけ、これで最後だと雨のタイムズスクエアを歩くジミーを撮影するとやっと手応えを感じ、予定を変更してジミーの愛する故郷インディアナ行きに同行することになる。


心通じる関係となったこの二人の旅から7ヶ月後、『理由なき反抗』の公開1ヶ月前に、ジミーがわずか24歳で自動車事故死してしまうとは。。
最後に出てくるデニスの撮影した自然体のジミーのショットが沁みます。

この時撮影された有名な1枚がこちら。
James Dean in Times Square / Dennis Stock(1955)
https://www.magnumphotos.com/shop/collections/dennis-stock/james-dean-in-times-square-new-york-city-1955
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