きよみず

王妃の館のきよみずのレビュー・感想・評価

王妃の館(2015年製作の映画)
1.0
#112-2015 4.26 舞台挨拶 @SCF
日本映画では初めてヴェルサイユ宮殿での撮影許可がおりたという今作。
水谷豊演じる杉下ではない北白川右京の執筆する小説の世界、100万のポジツアーグループ、29万のネガツアーグループの3つのストーリーが平行する。

2つのツアーは上手いこと時間をずらしお客にバレないように同じ部屋を使うというなかなか斬新な設定。このあたりは思いっきりコメディでそこそこ笑えたかな。キャストも個性的な人ばかりだったので。でも日本のこの手のコメディって自分のツボとずれてて合わないってことがよくわかった。

そして水谷豊がどうしても杉下右京にしか見えない。今回二役演じているのだが、とくに北白川右京は尾木ママ+杉下右京みたいな。相棒の見過ぎで水谷豊=杉下右京が出来上がってるからかもしれない。

部分部分では面白いところがあったが、全体で見てみると非常に退屈だったかな。結局はパリの観光名所とスイーツかよと。追い討ちをかけるように、隣のババアが大音量でいびきかいて寝るし不愉快極まりない。
そしてラストの茶番劇は参った。なんだこの日本版レミゼラブルは。
原作読んでないけど、せっかくヴェルサイユで初撮影ってなったんだから、、、
きよみず

きよみず