「ミッション:インポッシブル」シリーズ、第5作。
過去これまで世界各国で大暴れしてきたIMF、もといイーサンの行動が「自分勝手で結果オーライである」と判断され、IMFは解体の危機を迎える。
(まあ言われてみればたしかに、「結果的に助かった」みたいな展開も数々あったな…)
シリーズ史上最も孤立無援・四面楚歌な状況を迎えるイーサンだが、かつての戦友たちと共にまたも難局を潜り抜けていく…
✏️我々がIMFだ
前作からブラント、ベンジーがイーサンの相棒として続投。
そして前作ではラストシーンに友情出演的に登場したルーサーが本格的にミッションへ参加。
これで面白くならないワケがないでしょう。
ベンジーはどちらかというと体よりも頭を働かせる担当。
しかしそんな彼も本作では”友人”イーサンを救うため、死を覚悟して現場へと身を投じる。
ブラントはIMF解体の危機を救うべく主に現場ではなく「背広組」よろしく裏からイーサンの暗躍をサポート。
前作よりもこうした「準主役」級の人物たちの活躍にスポットが当たるようになり、物語としての厚みがグンと増した。
そしてやはり、これも映画館で見たかった作品だった…!
まずは「水の中」という全ての人間にとって逃げ場のない状況で繰り広げられる決死のミッション。
イーサンの計画は完璧だけど、まぁうまく行かないんだろうな…と全ての観客が予想するだろう中、その予想や想像を上回って客の心に「興奮と緊張」の種を植え付けるテクニックと演出が何とも素晴らしい。
そんな決死のミッションの後に披露されるイルサの横乳。
ちょっとあまりに衝撃&官能的すぎて、あの後しばらく脳裏からあの横乳が離れませんでしたよ…
そしてそんなピンク一色の自分の脳をリセットさせてくれる、これまた興奮度MEGA MAXのカーチェイス。
バイクと車の轟音鳴り響く、ワイルド・スピードも真っ青の緊迫感と迫力あふれるシーンは圧巻の一言。
いずれも映画館で体験したい!と思わされるエンタメ性を誇っている。
いったいどこまで人間の興奮のツボを押さえているんだ…
そして最後にはキッチリと悪役をお縄にかける。
本作のボス、余裕綽綽といった感じだったあのレーンを透明な箱に閉じ込めてからの
「悔しいだろ?」
「我々がIMFだ」
でやっつける見事な幕切れ。
スパイ・ムービーとしてのカッコよさがあのシーンに詰まっていた気がしますね~~~。
☑️まとめ
作品数を重ねるごとに面白さを増していく大変稀有なシリーズ作品。
常に人々が予想する展開の一歩先を行き、「映画」という娯楽の価値をより高める。
これこそが、トム・クルーズという映画界のスーパースターに課せられた「ミッション」なのかもしれない。
<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★★★
🏃♂️テンポ:★★★★★
🎬2023年鑑賞数:62(27)
※カッコ内は劇場鑑賞数