シリーズ5作目も潜入作戦、カーチェイス、銃撃戦がふんだんに盛り込まれ、飽きない作りになっている。ここまで来るとさまざまな「お約束」も仕上がってきていて、ハラハラもするが安心感のようなものも芽生えてくる。
スパイアイテムも結構新しく出てくる。変装用マスクの作り方も毎回違うのは映画の中でも技術が進歩している感が伝わって良い。
個人的にはパンフレットに扮したノートPC、あれが欲しい。
視聴者を騙しにくる仕組みが序盤と終盤にある。素晴らしい。変装も使うが変装だけに頼らない騙し合いをしていくのはシリーズのいい成長だろう。
舞台もオーストリアやモロッコ、イギリスとワールドワイドに飛び回る。次は日本にも来てもらいたいなと思ったり。
お約束の一つ、宙吊りシーンがなくなった気がするのは気のせいだろうか。もしなくなっていたとしたらちょっと残念、だがアップデートがつきものなのも分かる。
全体として完成度が高い。1作目から順番に手に取るのがベストな楽しみ方だが、スパイ映画、アクション映画好きな人ならシリーズ最初から見ていなくても楽しめるはず。おすすめの名作。