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少女は異世界で戦ったのろくのレビュー・感想・評価

少女は異世界で戦った(2014年製作の映画)
2.2
知られざる職人(ポンコツ)監督シリーズ~金子修介編~①

金子というと日活からスタートしてプログラムピクチャーばかり撮っていたけどガメラで「こいついけるんじゃない」とみんなに勘違いさせてしまい(それだけガメラは出来が良かった)そのうちに「やっぱ金子こんなもんか」と思わせて仕事もポンコツ仕事しかなくなった監督である。

そんな時代の徒花のような金子を今の令和に好んで見る人がいるだろうか?いる。ここにいるぞ(俺やで)。僕らは金子をそして「平成」を追っていくべきなんだよ。

というわけで第1回。。。。。ひどい。ひどすぎる。完璧なる「森映画」である。すなわち

予算がないから森で撮影する。
時間がないからテイクにあまり時間をかけない。
とにかく絶叫。
CGは専門学校の生徒でも作れるレベル。
血糊は服が汚れるからなし。
女子だしとけばいいんだろ。

と何もいいことはない。あ、でもワカコ酒、武田梨奈は頑張っていた。おなじみのハイキックもここぞと見せる。そうだ武田はハイキックだ。それだけでいいんだ。ただ映像がしょぼいんで勢いがないぞ(ワイヤーアクションとかもっと欲しかったのに~)

そしてキングダム清野菜奈も頑張っていた。相手の身体にのってのバク天は見事。ジャパンが誇るアクション女優がこんな映画に使われているとは涙涙ですよ。清野、私の活躍はここじゃないのと焼肉食べながらのたまったとか。

さらには新体操女優花井瑠美(バク天の連続見事!)やAKBアクション担当加弥乃などなかなか見せる見せる。でもなぁ、金子だからなぁ。とってつけたからなぁ。そもそもこんなしょっぱいマルチバース映画観て誰が喜ぶんだっての(でもスパイダーマンよりは先なんだぜ)。

というわけで森でいいおっさんとかわいい子がわちゃわちゃした映画を楽しみたいならこの映画をおすすめします。武田の「とうのたった」アイドル衣装も必見の一言です。でもそれ以外の方にはおすすめできません。

最後エンドロール見ていたら協賛に「SOFT ON DEMAND」あ、だから紗倉まな出ていたんだ!
ろく

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