サトタカ

ベツレヘム 哀しみの凶弾のサトタカのレビュー・感想・評価

ベツレヘム 哀しみの凶弾(2013年製作の映画)
3.8
ヨルダン川西岸地区南部あり、エルサレムと10kmしか離れていないベツレヘム。戻ってきたユダヤ人に追いやられたパレスチナ人(アラブ人)が住む地域。
そこに暮らす17歳の少年を、イスラエル(ユダヤ人)の諜報部員がスパイとして使う話。
もう悲劇にしかならない。
少年が悪友に差をつけたくてイキッたり、父親を深く愛していたり、敵ながらよくしてくれる諜報部員にも情を持っていたりするのが辛い。悪く言うと「有害な男らしさ」のオンパレード。
原爆2発も落とされてコテンパンにされて、それ以降延々と頭の中までアメリカにいいように操られてもなんとも思わない自分とは大違い。戦死した先人を愚かだとさえ思っているなんて、パレスチナの人たちにはとてもじゃないけど言えない。
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