どこかシュールで、絵画のようにも見えるシーンをコラージュして綴ったアート作品。
けっして万人にオススメできる映画ではありませんが、現代美術館で5〜6時間過ごせる方にはオススメしたい作品です。
死人のようなメイク、繰り返される同じセリフ、淡々と描かれるシュールなやり取り、カメラワークなしでセット撮影を基本にした（鑑賞後に調べたらすべてセットだそうで）構図、完璧に計算され尽くした間の取り方と音の配置、、、こんなものを見せられたら何かを考えさせられずにいることが難しいはずなのに、気付いたら何も考えていない自分。ここまで含めて作品なのかもしれません。
