「つーか、借家でよくね？」
て話でも無いのがこの映画のキモ。
でも個人的には結局「借家でよくね？」
あと銃が簡単に手に入るのよくないと思う。
「言うて、最悪コロすorシネばいい」までの展開が早いもの。
色んな前提に対して「知りませんでした」だったり「そこまで調べてませんでした」だったり。
そういった、平原でのほほんと草を食む羊を狙う狼のような、法と政府お墨付きの野盗。
「ルールはルール」なのだけど、巻き上げたお金でやってる事が「家を新しいのにしてー、あと女も新しく囲ってー」と生産性ゼロのただただ私腹を肥やしてる悪人のそれ。
観てる側は安心して不動産屋側を軽蔑出来る。
巻き上げられる側にたまに「F○CK」を連呼するごろつきをちゃんと用意してるので『自分はこの部類では無い』とも思わせる作り。
と、設定は面白いけど、ハンディカムで撮ってるっぽい手ブレのシーンが漏れなくダサいうえに没入感を根こそぎもっていったり登場人物の心理描写がなんかどっかで見たことあるモノばっかりで、映画としての面白味にもうひとつ欠ける。
日本もあともう少しで年金で似たような問題が勃発しまくるのかと思うと「大変だね！でも他所は他所」と思ってる場合では無い。
でもきっと一部の人と政治家は逃げ切るんだろうなー…。
