ともぞう

ドリーム ホーム 99%を操る男たちのともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ人の価値観が日本人と違い過ぎて、感情移入しにくい。不動産屋の強引な追い出しは確かに非情だけど、そもそもローンを何ヶ月も払わず、退去命令が出てるのに期限日ギリギリまで居座るから、追い出しをくらっている訳で、100%不動産屋が悪人のような描き方は違和感。映画自体も家を追い出された男が、追い出した男の部下となって大金を手にするが、最後に良心を取り戻しましたという内容でありきたり。サブプライムローンの時、どんなことがアメリカで起こっていたのかを知るには勉強になる作品だったが。

〈あらすじ〉
無職のシングルファザーのデニス・ナッシュ(アンドリュー・ガーフィールド)はある日突然、たった2分間の猶予しか与えられずに、長年暮らしてきた家から強制退去させられる。家族の思い出が詰まった家を何としても取り戻そうとするナッシュは金に釣られ、自分たちを追い出した不動産ブローカーのリック・カーパー(マイケル・シャノン)の儲け話に手を染めていく。カーパーは法の穴を抜け、銀行や政府、そしてかつての自分と同じ境遇の人々を巧みに操り、家を差し押さえて大儲けしていた。ナッシュは母親と息子に真実を言えないまま、人々を破綻させ、大金を稼いでいく。しかしやがて、自らも大きな代償を払うことに気づくが…。
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