ラミン・バーラニ監督の社会派サスペンスを観ました❗
主演はアンドリュー・ガーフィールドと、マイケル・シャノン。
一人は家族のために、一人は復讐のために、魂を売ったー。っていうフレコミです。
物語はアメリカのサブプライムローン問題と、アメリカの物件差し押さえ事情を軸に、人生における勝ち負けとか、住まいとは何かを問う人間ドラマ。
住宅ローンや家賃が滞っても、日本では、借地借家法っていうのがあるから、住んでいる人の方がある適度守られてるんだけど、アメリカでは支払いが90日延滞されたら最終通告がなされ、最終的には警察まで介入して、強制退去させられちゃうっていう…。
強引に強制退去させられちゃった母親と息子と暮らすシングルファーザー役に、アンドリュー・ガーフィールド。
基本的に、イイヒトでナイーブで、苦悩する不運な色男役が多いもんだから…。(..)着地点がミエミエなんだけど…。
勝ち組悪徳不動産会社経営者役に、マイケル・シャノン。
いゃぁ。ホントに悪人顔だから…。この人の着地点も予想通りだったんであるが、飽きさせず、グイグイ物語に引っ張っていかれました。
アンドリュー・ガーフィールドが最初に差し押さえ物件の住人を強制退去させるシーンなんか、ｱﾝﾄﾞﾘｭｰと一緒に涙ぐんでしまった(;_;)
払わない方もアレなんだけど、、不動産屋なんて、ﾓﾄﾓﾄないものに価値をつけてお金儲けしてる悪い人たちが多いし、、。
マイケル・シャノンが劇中で言う台詞で゛家なんてただの箱だ゛発言。なんか、やっぱりこういう神経でないと、やってられない仕事ではあるよね。ガーン。とした。
物語はリーマン・ショック後のアメリカで起こった悲劇なんだけど、近い将来、これに似た事が日本のあちこちでおこるかもですね。
我が家もまだあと2000万円も住宅ローン残ってんだけどー。(..)
それにしても、ラストのアンドリューのこわれっぷりは、息子を連れて出てった母ちゃんに、おおいに問題があるんじゃないかと…。あれがなかったらもっとすっきりした終わり方だったんだけどなー。
