始まり方と終わり方がメチャクチャ格好いい。中盤はグダグダしつつも、ある種のコンゲームみたいな感じで成立していた。
声高に思想書の引用をしまくるシーンが複数回あるけど、あれは衒学趣味に対する皮肉なのか…
ドアのベルと電話のベルの音は一緒。
この映画はいくつもの異なる音を同時に鳴らしてしまう映画だが、そのなかでドアと電話だけが、異なるものが異なるときに、同じ音を鳴らしている。
だからベルが鳴ったとき…
この映画のプレスシートによれば、近代ドイツは“大きなスパン”では、第一世代は1848年の革命以降の時代、第二世代はヴァイマール期からナチズムの時代、そして第三世代が戦後の現代ということになる そうで…
>>続きを読む“意志と表象としての世界”
いきなり『たぶん悪魔が』がテレビで流れてて面食らう。あれも無軌道な若者の話だったから、ということ?
お話は本当にどう受け止めていいのかわからない。そもそもラジオとセリフ…
水色のクレジットが心音と共に表示されるめちゃくちゃ格好良い演出から始まる。
革命家のシリアスな話かと思っていたけれど、気合の入ったコメディみたい。
ところどころリップシンクがズレてるのが気になる…
顔音痴だから、誰が誰だか混乱したし、観念的な会話についてゆけなかったけど、チャプターの時に出てくるトイレの落書きの言葉とか、始まり方、終わり方、すべてセンスの塊という感じ。全部理解できないのが悲しい…
>>続きを読む"映画は1秒間に24回の真実"だとゴダールは言った
"映画とは1秒25回の嘘
全て嘘であり同時に真実
そして真実は嘘の中にある"
焦燥感の強いこの映画の中でこのシーンだけがスローにみえた。
難し…
『それは子どもに語る
メルヘンに似て
死に向かう生に耐えるための
人々の支えとなる』
現代のメルヘンチックな喜劇。
意味不明?ノンノン哲学的なのがファスビンダーっぽくて好き。
伏線がすごい。
アナ…
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