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ドローン・オブ・ウォーのdavidのレビュー・感想・評価

ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)
3.1
戦争映画というには戦略や喧騒が淡々と落ち着きすぎて従来のものとは一線を画している。

戦争の形は日に日に変化している。先日のイスラエルへのハマスの攻撃についても言える事。

国家対国家ではなく国家対団体(テロ組織)の形になって久しい。それも常態化しつつある。というか、進化し手段も多様化している。

そんな中でいつも重要な問題は 戦争当事者である軍人であり軍事研究最前線の科学技術(軍事技術者)の置かれる立場の深刻さだ。

その末端で動くのはもちろん兵士になる。


どんなに戦法が変わろうが人間の内面に至る深い病巣や傷口は科学で解決不完全にしかならない。

そんなことを上映中ず―――っと考え続ける時間を絶えた。


いつも思う事だが、白人を正義の味方に描くのは相変わらずハリウッドだ。どこの国の軍隊であろうがあのような戦争犯罪はしでかしているのは周知の事実でしょうに。描く側に都合の良い結末。
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