アフガニスタン上空を飛ぶ無人爆撃機をラスベガス郊外の密室で操作する元パイロットの精神的苦悩を描いた作品。
彼の業務は同僚と一緒にタリバンの要人が潜入する所の上空まで無人爆撃機を飛ばし殺害することで…一連の操作は…
「発射準備して」
「3、2、1、発射(ポチッ」
「飛翔時間10秒」
〜無音の爆破映像を確認〜
「Good kill(一掃) 」
「スイッチオフにして」
「死体の数確認して」
このような任務をこなす毎日。昔のように空を飛びたい主人公…(「トップガンみたい(大泉洋風)」)
でも同僚は「家族と一緒に過ごせるからいいじゃん」などとちっとも悩みを理解してくれない。そして酒浸りになり…そんなある日、CIAからのミッションが…
無人爆撃機の恐ろしさが十分伝わる作品で、安全な場所から引き金を引き無音の爆破シーン…パイロットになるため空軍で厳しい訓練を“仲間”とともに受けた主人公。そして今の同僚はゲームセンターでスカウトされたような人達…主人公にとってはどういう気持ちなんだろうかと…
完全にアル中で廃人状態のイーサン・ホークの演技はすごかった…(こんなにカッコよくないイーサン・ホークは「その土曜日、7時58分」でのダメ人間以来かもしれない)