のんchan

ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男ののんchanのレビュー・感想・評価

3.8
アルトマン監督作品6本をほぼ続けて観ました。今後も観るかも知れませんが、駆け足で観て来て、この作品で一先ず終わり。
監督ご自身の事を少しは垣間見る事が出来たようで、このドキュメンタリーはしみじみと感慨深い気持ちです✨

ユニークなお人柄と作品の世界観を指して作られた特別な形容詞『アルトマネスク』(=アルトマンらしさ)
1、現実をありのままに描写。社会批評的。ジャンルの転覆。

2、ありきたりな規範にさからう。

3、破滅不能なこと。

あなたにとって「アルトマネスクとは?」と出演者たちに問う。
1人づつがほんの1言づつ真面目な顔で答える。

エリオット・グールド、ジェームズ・カーン、キース・キャラダイン、フィリップ・ベイカー・ホール、サリー・ケラーマン、ライル・ラヴェット、ブルース、ウィルス、ジュリアン・ムーア、ポール・トーマス・アンダーソン...

豪華多彩な俳優陣、彼を敬愛する後続監督、身近な家族が、それぞれに思う「アルトマンらしさ」を語っている。

その合間を縫って、波瀾万丈の映画人生を送ったアルトマン本人の知られざる素顔が、数多くの貴重な映像を用いて紹介されている。

豪快さを感じるのは、かなり若い時からのお腹周り太めだから?
医者に心臓に負担が掛かると言われ16kgの減量に成功したが、とうとう心臓移植(30代後半の女性の🫀)をしたのですね。これはアカデミー賞名誉賞授賞式の挨拶で本人が語っています。そして、3度目の結婚で長い人生の伴侶となったキャサリンさんのお陰だとも伝えていたし、子供たちを愛し、孫の姿に和らぐ目尻、普通のお爺さんの姿も映し出されていました💗

沢山の映画を世の中に出してくださり、私たちを楽しませてくださり、ありがとうございました🙏
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