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予告犯のTのネタバレレビュー・内容・結末

予告犯(2015年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

先ず犯罪と言うか何かの報復みたいなのを配信する時点で、何の意味があるのかなと思って見た。
途中主人公が「早かったな」と呟くのは計画の露呈を恐れているのではなく、追求が迫るにつれ目的が果たされてく事に安堵していたのか。
中盤ほどでまさかこれがと思った事が彼らの真の目的と分かり納得。
女性刑事との2人の逃走と追跡場面は何故か応援を呼ばない。必死に走っててそんな余裕は無かったのか。捕まっちゃうと話も終わってしまうから仕方無いけど。
少し前の映画なので背景は若干違うとは思うが。。。非正規の労働者が増えていると聞く。でも、コロナや様々な情勢から労働力不足は続いている。
このようなブラックな会社や非合法で非人道的な仕事の斡旋、そして現代の闇バイトと言われるものが若者を始め人々を苦しめない社会になるといい。ただでさえAIが活躍しだしている。
残された共犯者のその後も心配だ。
主人公だけが自ら命を断ってしまったのもあまり気持ち良くない。
罪を死で償う、と言う結末が苦手だ。
対象的に女性刑事は想像するだけで古臭い慣習がはびこっていそうな警察の中で、努力を重ね必死に頑張っている。現実にもそんな方がたくさん活躍する職場でなって欲しい。
同級生?の公安部の方、仕事は早いが。。。感じが悪いだけで少しわざとらしいとも思えるような被疑者を追い、真相には近付けない。彼らエリートには想像するしか出来ないからか←偏見です。
要所要所で豪華なキャスト。漫画が原作と聞き展開に腑に落ちた部分もあるが色々考えさせられた。見る価値はあった。
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